スタッフコラムVol.4「混雑の予想の仕方」
2020.12.05
今日は寒かったですね。
横浜市では、雨のち曇り、
最高気温8.6度、最低気温5.1度でした。
最高気温でさえ10度に達しない日が
これから増えてくるなんて。。
今日は天気もイマイチだし、
コロナもどんどん増えてるし、
「きっと患者さんは少ないんだろうな~」
と思いきや、そうでもなかったんです。
むしろ少し多いかも!と思うくらい。
筆者の私は、
いつも業務開始前に混み具合を想像します。
「今日は混むだろうな~」
「今日はまぁ多くも少なくもなく普通くらいかな」
「今日は少ないだろうな~」
予想は外れることも多いですが、
私の頭の中で考えてることを
ここに書いてみたいと思います。
ここを見ている皆さんが、
病院受診の際に、
混雑を避けるための一助となれたらいいなと願って。。
混雑状況を考える要素として、
①天気
②曜日
③時間帯
④数日前に健康番組で取り上げられてるか?
(+予約の入り具合)
があります。
まず、①の天気に関しては、
(一見すると)シンプルな考え方です。
良い天気だと患者さんは多く、
悪天候だと患者さんは少ない!
例えば、
大雨で足場が悪いと高齢の患者さんの来院は減ります。
・・・とはいえ!!
当院は、
診療科的に高齢者の患者さんの割合が多いので、、
高齢者が故に、
受診のためにご家族が一緒に来院する場合も多く、
そのご家族の予定を合わせると
「今日しか付き添える時間がない!」
と言った感じで、
悪天候であっても来院される患者さんもいます。
そのため、
①の天気で患者さんの混み具合を判断するのは
かなり難しいです。(当院の場合)
シンプルな考え、とか言ってすみません。。
ちなみに筆者の私は、
脳外科以外のクリニックでの経験も多少ありまして、、
診療科目での比較をしてみると、、、
患者さんの層が若いと(20~50代くらい)、
天気によって混み具合が顕著に現れます。
「今日は天気いいから仕事帰りに病院行こう!」
「病院行きたいけど今日は寒いから辞めとこう。」
こんな感じで、天気に左右されます。(筆者調べ)
逆に小児科など、患者層が若すぎると、
お母さんたちの都合で受診になるので
状況は変わると思われます。
次は、②の曜日の視点で考えます。
基本的には、
週明けの月曜日、週末の金~土曜日は混む
イメージです。
「土日で体調崩したけど病院空いてなかったから、
月曜日に行って薬もらおう」
「もし週末で悪化したら病院空いてないから、
土曜日に行って薬もらっておこう」
こんな感じです。
これが連休だとこの考え方は、
より強まり(?)ます。
直近で言うと、年末年始がそうです。
また、大型連休であるほど、
連休前、連休明けの混雑度は増強します。
次に、③の時間帯の視点で考えてみます。
診療開始の時間帯は混みます。
これは診療科を問わず、
どの科でもそうだと思います(筆者調べ)
当院では、9時台~午前中は混む印象にあります。
午後の診療開始時刻も混むことがあります。
次に、④の健康情報番組で紹介される
視点で考えてみます。
これは言葉の通りで、
テレビで紹介されると翌日患者さんは増えます。
テレビで納豆ダイエットや
バナナダイエットを紹介したところ、
スーパーで納豆やバナナが
品切れが続出したと話題になりました。
あれは2007年、2008年の出来事だそうです。
あの状況と似ています。
脳外科では、頭痛、しびれ、認知症などが
テレビで取り上げられると、
患者さんは増えます。
「昨日テレビを見て、
この病気なんじゃないかと心配で来ました!」
といった感じです。
最後に①〜④を踏まえて、
予約がどれくらい埋まってるかをみて、
複合的に考えて混み具合をいつも予想しています。
大変長くなってしまいましたが、
果たしてここまで読んでくれた方はいるでしょうか。。
あくまでもご参考までに。
ありがとうございました。